パワハラ疑惑が表沙汰になっている、兵庫県知事の斎藤元彦氏。
元職員から内部告発されたときは、斎藤知事は内容を全面的に否定していました。
しかし、その後の職員アンケートではパワハラ目撃情報が報告されるなど、真偽のほどが分からなくなっています。
今回は、内部告発文7件の内容や、パワハラ内容、一連の経緯を、わかりやすくまとめました。
どうぞ最後までご覧ください。
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ告発文の内容は?
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラをめぐる告発文書については、詳細は公開されていません。
報道の情報をもとに、パワハラ内容7件をまとめました。
内部告発①五百籏頭眞氏ご逝去に至る経緯
ひょうご震災記念21世紀研究機構の理事長を務めていた、五百籏頭眞(いおきべ まこと)氏が、2024年3月6日に急性大動脈解離で急逝。
五百籏頭氏が亡くなる前日に、斎藤知事の命を受けた副知事が五百旗頭氏宅を訪問。
一方的に、研究機構の理事長職と副理事長2名の解任を告げたことが、五百籏頭眞先生の命を縮める結果となった、と告発しています。
五百籏頭眞氏は、井戸前県知事と懇意にしており、斎藤現知事とは反りが合わなかったとウワサされています。
内部告発②2021年知事選挙に際しての違法行為
2021年の兵庫県知事選のときに、兵庫県職員4名が斎藤知事への投票を依頼する事前運動を行った、と告発しています。
当然、投票を依頼する行為は公職選挙法・地方公務員法違反に該当するものですが、この4名は、斎藤知事が当選を果たしたのち、論功行賞で昇進したとされています。
内部告発③次回の知事選挙に向けた投票依頼行脚
2025年夏に任期満了になる斎藤知事。
次回の知事選挙に向けて斎藤知事自身が商工会議所に出向き、投票依頼を実施した、と告発しています。
内部告発④視察企業からの贈答品の受取り
兵庫県加西市の企業からコーヒーメーカーの申し出を受け、その場では自体しながらも、同伴していた産業労働部長に対し、秘書課へ送らせるように指示していた、と告発しています。
それ以外にも、ロードバイクやゴルフクラブ、スポーツウェアなどを贈呈・貸与されている、とのこと。
内部告発⑤政治資金パーティー問題
2023年7月30日に実施された斎藤知事の政治資金パーティーにおいて、商工会議所や商工会に対し、経営指導員の定数削減をほのめかす圧力をかけて、パーティー券の販売ノルマを課した、と告発しています。
内部告発⑥阪神・オリックス優勝パレード関連
2023年に優勝したプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードが、大阪市・神戸市合同で開催。
クラウドファンディングで資金を募ったが、目標金額を大きく下回ることに。
片山副知事の指示で、信用金庫への県補助金を当初予定の1億から4億に増額。
その差額を、寄附としてキックバックさせることで補填したと告発しています。
尚、兵庫県のパレード担当課長は、大阪府との調整作業の激務によりうつ病を発症して療養中とのこと。
内部告発⑦斎藤知事によるパワハラ
斎藤知事が職員を叱責するなど、数々のパワーハラスメントについても、告発されています。
【斎藤知事によるパワハラ内容】
- エントランスが車両進入禁止だったため、入口まで20mを歩かされたことに腹を立てて職員に怒鳴り散らした。その後、その職員と一言も口を聞かなかった。
- 気に入らないことがあると、机を叩いて叱責
- 事前に資料を共有しているにもかかわらず「聞いていない」と叱責
- 知事が出席するイベントに、マスコミが来ていないと怒る
- 知事がエレベーターに乗り損ねたところ「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と怒鳴りつける
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ告発の一連の経緯
続いて、斎藤知事のパワハラ疑惑について、これまでの経緯をまとめました。
2024年3月 兵庫県知事の元幹部職員が斎藤知事のパワハラを内部告発
兵庫県町が設置する支庁の局長職員が、斎藤知事のパワハラについての告発文書を作成。
報道局に対して匿名で送付していました。
しかし、斎藤知事は報道機関に対して、内容を全面的に否定。
告発文は『事実無根』
業務時間中に『嘘八百』含めて、文書を作って流す行為は公務員失格です
と回答し、元県民局長を停職3カ月の懲戒処分としていました。
2024年4月 告発文書が「嘘八百」でなかったことが判明
その後の報道で、以下2点について、告発文書の内容の一部に事実が含まれていたことが判明します。
【事実であると明らかになった内容】
- 告発されていたコーヒーメーカーの贈答について、産業労働部長が受け取っていた
- 斎藤知事も公務中に20メートル歩かされて職員を厳しく叱責したことなどを、会見で認める
2024年5月 県職員へのアンケートでパワハラがあったと複数回答
丸尾牧県会議員により、県職員へのアンケートが実施されます。
その回答内容によると、「斎藤知事からのパワハラがあった」という回答が複数見られたということです。
2024年6月 百条委員会が設置され真相究明に動く
真相を究明するために、県議会において51年ぶりとなる百条委員会が設置されることとなります。
2024年7月7日 告発文書作成者が死亡
第3回百条委員会で証言を行う予定だった、告発文書作成者が7月7日に死亡。自殺と見られています。
関係者によると「死をもって抗議する」というメッセージとともに、陳述書や疑惑にまつわる音声データを残していたとのことです。
陳述書と音声データは、「真実を解明してほしい」として、遺族から百条委員会に提出されています。
2024年7月12日 斎藤知事とともに告発されていた片山副知事が辞職意向を表明
斎藤知事とともに告発文書で名前を挙げられていた兵庫県副知事の片山安孝氏が
「幹部として県政の混乱と停滞を招いた責任を取りたい」として、辞職意向を表明しました。
斎藤知事に対し、『一緒に退職する考えはないか』と申し上げた。
知事は、『選挙で県民の負託を受けた身なので、任期を全うして頑張りたい』という返事があった。
知事の判断なので私としては尊重したい
まとめ
今回は、斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ内容、内部告発7件の内容、一連の経緯について、わかりやすくまとめました。
真偽は今後、明らかになっていくと思われます。
続報が入り次第、追記していきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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