2023年10月からスタートしたNHK朝ドラ「ブギウギ」
第5話で、ヒロイン・スズ子は父・梅吉に連れられて、道頓堀の映画館に向かいます。
映画の幕間で上演された「梅丸少女歌劇団(USK)」の「胡蝶の舞」に、スズ子は一気に目を奪われ、「OSKに入る!」とその日の内に心を決めます!
蒼井優さんと一緒にステージを舞う、妖艶で美しい「黒い蝶」
さて、この「黒い蝶」は一体誰なのか?モデルとなった人物はいるのか?
について、調査していきたいと思います!
Contents
ブギウギ:妖艶な「黒い蝶」を演じるのは誰?
謎の「黒い蝶」役としてステージを華麗に舞っていたのは、「翼 和希(つばさ かずき)」さん
宝塚歌劇団や松竹歌劇団と並ぶ「三大少女歌劇団」のひとつである「OSK日本歌劇団」の現役の男役トップスターです!
「ブギウギ」の中では、スズ子が入団する「梅丸少女歌劇団(USK)」の第一期生として、スズ子たち新人を厳しく指導する「橘あおい」という役を演じています。
「橘あおい」役を演じるにあたって、インタビューで以下のようにコメントしています。
私は、ヒロインのモデルである笠置シヅ子さんが在籍されていた劇団に所属しています。
紆余(うよ)曲折の歴史の中、大阪生まれのこのレビューのともし火を絶やしてはならないという皆様方の熱い思いに支えられ、昨年創立100周年を迎えた弊劇団に入団して10年。
今、自分の内にも笠置さんをはじめとする先輩方の魂が、たしかに息づいているのを感じています。
引用:Yahoo!ニュース
現役のOSK日本歌劇団のスターが、朝ドラに出演されるとあって、これからドラマ「ブギウギ」の歌劇シーンを見るのがとっても楽しみですね!
「黒い蝶」を演じた翼 和希さんのプロフィール
現役の男役スターである「翼 和希(つばさ かずき)」さんのプロフィールをまとめてみました!
本名 | 西本 菜緒 |
OSK日本歌劇団 入団時期 | 2013年入団(89期生) |
出身地 | 大阪府枚方市(2023年、枚方市PR大使に就任) |
誕生日 | 4月15日 |
血液型 | O型 |
出身学校 | 香里ヌヴェール学院中学・高等学校(旧校名:聖母女学院) |
出身スクール | WIND HEART |
初舞台 | 2013年「春のおどり」 |
男役をめざしたきっかけ
中学ではバレーボール部に所属して、朝から晩まで、部活一色の日々を送っていたそうです。
歌劇と出会ったのは中学2年生です。
私の姉が2人とも演劇部に所属していまして、ある年の文化祭で、「演劇部でやりたい演目」と持って帰ってきたのが宝塚歌劇団のビデオでした。
それを観た私がハマって。それまでは芸事は全くやってなくて、むしろ人前で何かを表現するのは恥ずかしくてできないような子だったんですけれども、何が起きたのか……。
青天の霹靂とはこのことだなと思ったくらいに衝撃を受けました。
引用:エンタメ特化型情報メディア スパイス
歌劇の道を目指して、幼い頃からスクールに通い鍛錬をつんで受験する人が多い中、中学2年生のときに受験を決め、見事2011年4月に「OSK日本歌劇団研修所」に入学。
2013年4月に「OSK日本歌劇団」に入団しました。
元々スポーツがお好きということで体力はあったのでしょうが、入団するまでの間、ダンスやバレエ、声楽などを習い、相当な努力家であることが伺えます。
翼 和希は、「ブギウギ」ヒロイン役のオーディションを受けていた?
翼 和希は、朝ドラ「ブギウギ」の制作が決まったときから、このドラマに出演したいと考えていて、実はヒロイン役としてオーディションを受けていたそうです。
「ブギウギ」の制作統括である福岡利武さんによると、オーディションでの翼 和希さんについて、以下のように語っています。
ヒロインのオーディションを受けていただいた。
今OSKでも活躍されて引っ張っていってる。レビューも見て、自然に翼さんしかいないと。
本人もステージ大好きな方。ドラマの先輩役として適役
引用:Yahoo!ニュース
ブギウギ:「黒い蝶」役のモデルとなった人物は誰?
翼和希さんが演じる「橘あおい」役は、モデルとなった人物がいるのでしょうか?
調査しましたが、ピッタリ「この人だ!」という史実上の人物は見つかりませんでした。
朝ドラは完全なノンフィクションではなく、史実を元にしたフィクションなので、完全に一致しないこともあるのですが、「男役」として人気を博したという点で、近しい方を見つけたので、ご紹介したいと思います。
※あくまで推測ですので、ご了承ください。
「橘あおい」役のモデルは、「水の江 瀧子(みずのえ たきこ)」?
水の江瀧子さんは、日本の少女歌劇史上初めて男性の様に断髪をした「男役」として、国民的人気を博しました。
当時ではありえなかったショートカットにタキシード、シルクハットのスタイルで「男装の麗人」という異名もあり、戦後はテレビ放送開始当初から「紅白歌合戦」の司会や「ジェスチャー」などでお茶の間で人気を集め、「ターキー」の愛称で国民から親しまれました。
読んでた本に出てきた、黎明期の国内歌劇団において “男装した少女” のはしりとして爆発的な人気を得たという水の江瀧子(ターキー)さん、画像をチラと見ただけでアッ…これは……と “理解” ってしまう魅力。これはやばい。
— そま (@_lonpari) August 1, 2023
最盛期にはファンクラブ会員が2万人を超えていたとのこと。 pic.twitter.com/AtcOt3TpZM
「翼和希」と「水の江瀧子」の相違点①:「東京・松竹楽劇部」出身
水の江瀧子は、大阪ではなく、東京にあった「東京・松竹楽劇部」の第1期生として入団していることです。
一方ドラマ「ブギウギ」の橘あおいは、大阪のの第1期生として描かれています。
「翼和希」と「水の江瀧子」の相違点②:桃色争議
1933年に起きた「桃色争議」において、当時トップスターだった18歳の水の江瀧子は、リーダーとして指揮を取ります。
一方、ドラマ「ブギウギ」においては、橘あおいは、労働争議に反対の立場でした。
以上のように相違点はありますが、朝ドラは、あくまでも史実をもとにしたNHKオリジナルのため、「橘あおい」にピッタリと合致するモデルが、いないのかもしれません。
まとめ
梅丸少女歌劇団での先輩「橘あおい」役を演じる、現役OSK歌劇団の男役スター「翼和希」について、そして、「橘あおい」のモデルとなった人物についてご紹介しました。
これから、梅丸少女歌劇団でどのようなストーリーが展開されるのか楽しみですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。